調査・計画

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土砂・洪水氾濫対策
土砂・洪水氾濫は、豪雨により上流域から流出した多量の土砂が谷出口より下流の河道に堆積することにより、河床上昇・河道埋塞とともに土砂と泥水の氾濫が生じる現象です。  近年、平成29年7月九州北部豪雨のように、全国各地で土砂・洪水氾濫が発生しています。弊社では、これらの土砂災害を軽減・防止するため、国総研資料第874号等の数値解析に基づき、再現計算、被害想定、施設配置計画の立案に取り組んでいます。
土砂・洪水氾濫のイメージ図
出典:砂防:土砂・洪水氾濫 国土交通省HPより
砂防関係施設の長寿命化対策
高度成長期より整備された多数の砂防関係施設は耐用年数を超え、老朽化が進行しています。各施設の機能を維持するための維持管理が必要です。 年間予算が限られるため、維持管理費を平準化し、総事業費を縮減する予防保全型の維持管理計画が検討されています。弊社では施設点検結果に基づく劣化予測やライフサイクルコストの算定等、予防保全型の長寿命化計画の立案に取り組んでいます。
老朽化が進行した砂防堰堤の事例
出展:UAVによる砂防関係施設点検要領(案)令和2年3月 北陸地方整備局 河川部
流木対策
平成29年九州北部豪雨や令和3年青森県むつ市で生じた土砂災害では、土砂とともに多量の流木が発生・流下し、流木の直撃や橋梁閉塞により甚大な被害が発生しています。 近年、土石流・流木対策に加え「土砂・洪水氾濫時に流出する流木の対策計画の基本的な考え方(試行版)、R5.8」に則り、土砂・洪水氾濫時に流出する流木の対策計画の検討が進められつつあります。弊社では、流木発生ポテンシャル調査やトラブルスポットの調査等、流木対策計画の立案に取り組んでいます。
流木による被害が発生した青森県むつ市の小赤川
出典:令和3年8月9日からの大雨による被害概要と復旧状況(速報)p.5
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