まず流域の荒廃特性と土砂移動現象を空中写真の判読によって解析し、微地形分類図に表現し、これに基づいた新しい施設配置計画素案を検討します。
その上で重点流域、重要地点を抽出し、空中写真の詳細判読や現地調査によって一歩進めた詳細微地形調査を実施します。
施設に期待する機能を明らかにして、施設配置計画を再検討します。具体的な施設計画の立案には将来の土砂移動現象の規模を想定しなければなりません。最も有力な手がかりは、河道の堆積構造を解析して堆積の時期と量を把握することです。その結果に基づいて計画対象規模を複数想定します。
そしてこれらのストーリーに基づいて、ハード対策・ソフト対策を検討します。