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砂防エンジニアリング株式会社は、平成2年5月に設立された我が国唯一の砂防専門の建設コンサルタントです。設立以来、土砂災害対策に深く関わり、砂防に関するコンサルティング活動を続けてまいりました。

私たちは、平成2年の雲仙普賢岳噴火対策を皮切りに、平成28年の熊本地震、平成29年の九州北部豪雨、平成30年の西日本豪雨、令和元年の東日本台風(台風19号)、令和2年の7月豪雨などの災害対応や、その後の調査・設計業務に携わってきました。

近年、自然災害の発生頻度が高まり、広範囲で同時多発的に発生する傾向が見られ、これまでの想定を超える規模の災害発生により、ハード対策だけでなく、地域の特性に応じたソフト対策の重要性が増しています。特に最近では従来の土砂災害に加えて、火山活動や地震をはじめ地球規模での環境変化に伴う災害の可能性がクローズアップされ、そのため防災に対する意識が身近な問題として更に高まってきています。

一方、少子高齢化の影響で建設分野の人材確保が厳しくなる中、DX技術の進展により業務の効率化や技術開発が進んでいます。私たちが携わる砂防事業へのニーズも多様化・高度化が求められており、当社では、DX技術や人工衛星を活用した技術開発にも積極的に取り組み、地球規模での災害対応に努めております。

私たちは、微地形の調査・解析、土砂洪水氾濫解析、砂防施設の設計・維持管理、土砂災害防止の監視・制御システムの導入など、砂防事業全般にわたるワンストップサービスを提供してまいりました。そして平成25年7月に日水コングループに加わったことを機に、土砂災害からのインフラ・ライフライン保全対策にも事業展開し、「いのち」と「くらし」を守る砂防事業へと進展しております。

創業時のマインドを継承し、時代の要請に応えながら社会の変化に順応できる砂防専門の建設コンサルタントとして社会貢献してきた先達の取り組みを「砂防プライド」として胸に刻み、これからも「いのち」と「くらし」を守る砂防事業を通じて、安全・安心な社会づくりに貢献してまいります。

代表取締役社長 野正 博之

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